あらすじ
- ミーアたちと皇帝マティアス、グラウジウス領へ
- 侯爵家で謎の紙を見つける→シューベルト侯の家に
- 楽器を奏で、曲でヒントを得る(ヒントはヤナの母親が子守唄で歌っていた曲)
- ガヌドス港湾国の王女、オウラニアを懐柔すべく釣り大会開催へ
パティの身の上
パティことパトリシアは、ミーアの祖母、クラウジウス家の令嬢という立ち位置なのですが、元は妾の娘。
母親が亡くなってからクラウジウス家に引き取られたのですが、そこで弟のハンネスを人質のように取られ「蛇」の教えを叩き込まれることになります。
「蛇」の目的は、パティを皇帝に嫁がせ、皇帝を絶望させ、呪わせてこの世界を破滅させること。
13巻で書かれてたのに全く触れてなかったわ。
ミーア、ネタバレをする②
本人にも、周りの人にもパティが自分の祖母であることを明かしたミーア。それ言っちゃって大丈夫なの!?と思うけど、こちらも昔の知り合い(蛇)が年老いた姿で出てきたり、自分の家にあった楽器が他家にあったりとか、ハンネスが暗殺されているのでは!?と勘違いしてしまったことで、パティの精神はもう限界。まぁ仕方がないよね。
パティの弟、ハンネスの行方
現在、ハンネスは行方不明になっていますが、パティが亡くなる5年くらい前まではグラウジウス家にいたようです。
どうやらガヌドス港湾国を経由したようで、行方を探るためにも、ガヌドス港湾国の国王を味方につけたい、とのことで、王女オウラニアを懐柔にかかりますが、オウラニアは釣りのことしか興味がなく、今までミーアが関わってきた人たちとは違って、なかなかデレそうにない相手…。
次巻に催されるであろう釣り大会で、ミーアはどう立ち回るのか。
いつの間にか荒嵐を乗りこなしているミーア
夏休みが終わり、セントノエルに戻ってきたラフィーナが連れてきたのはセントノエルでのミーアの愛馬、荒嵐。一応愛馬扱いにはなっているのですが、基本的にミーアのことはちょっと格下に見てたっぽかった荒嵐。
ミーアにクシャミを引っ掛けたりとか乗る時わざとリズムをずらしたりとか、クシャミを引っ掛けたりとか…。
まあ、ミーアが危機の時には全力で頑張るイケ馬ではあるのですが、基本的にはミーアをおちょくっていた荒嵐。
そんな荒嵐にミーアが普通に乗っている!
それだけではないのですが、オウラニアに袖にされてもサラッと流したりとか、ミーアの色々な成長を感じてしまった巻でした。
まあ、お菓子は相変わらず大好きではあるのですが。
次巻が出るのは来月あたりになる予定とのことなので、楽しみに待つとします。