なつくの気まぐれ日記帳

いろいろ起こったことや感じたことを書く雑記ブログです。

熱に翻弄された週末の記録

久々に発熱したので備忘録としてブログに書いてみました。前に発熱したのはコロナワクチンを2回めに接種した時以来かも…。

11月29日(金)午前中

朝からちょっと調子悪い?関節ちょっと痛いし、少し悪寒がするような…?

そう言えば隣の人の風邪がうつったか?

でも大したことはなかったのでとりあえず薬を飲んで様子を見よう。

11月29日(金)午後

15時

いや、明らかに調子悪いな!

でも、事務所にある体温測定機使っても34〜35℃って表示される…。

いや、これはこれで体温低すぎない??

と不審に思った私は体温計で計ってみると37.5℃

…うわ〜。やってしまった…。でもまだ37℃台やしな。咳は出てないし…と悶々としながら仕事をしていましたが

17時。38.5℃

…さらに上がってしまった。

ここまで来ると、さすがに意識がぼんやりし始めたので早退することに。

あ〜。今日は仕事進んでたのに!

明日、数カ月ぶりに髪の毛を切りに行く予定だったのに!

美容院をキャンセルし、病院に連絡を入れると明日まだ熱があったら電話して予約してから来てくれとのこと。

17時半に会社を後にしましたが、ラッシュに巻き込まれて余計に体力が削れた。

11月29日(夜)

とりあえず18時半に帰宅して、19時過ぎには布団に入ったと思う。

39℃近くなると座るのもしんどかったので大人しく寝ることにw

一旦21時半に起きて明日の食事の準備をして22時半に再び就寝。

体温は変わらず38℃後半。

11月30日(朝)

明け方くらいになると37℃後半くらいにまで落ち着いたのだけど(風邪薬を飲んだせいかも)、喉がめっちゃ痛い。

これはコロナなってるわ〜。と絶望したものの、とりあえず起きてお風呂掃除をしてから再度熱を測ってみると、なんと36℃台後半に。

これは、医者に行かなくてもいいかも?でも微熱っぽい感じするし、悪化したら嫌だしなあ。コロナかもしれないし。

一応電話してみるか…と電話してみたところ、予約できたのでとりあえず検査してもらった。

結果は、コロナは陰性。インフルはそもそも症状が違うらしい。

喉を診てもらったところ、真っ赤になってて「これは上◯✕△※〜(←聞き取れず)」と何か喉が炎症を起こしているっぽいとのこと。

とりあえず薬をもらって帰りました。

高熱はなくなったけど…

病院からもらった薬を飲んではいるのですが、あまり良くなった感じがしない。この薬、効いてるんだろうか?

36℃台にはなったけど、微熱っぽい感じは続いているし、咳とくしゃみと鼻水が出てきた。他の人に伝染さないようにしなくては。

明日からまた仕事だし大丈夫だろうか…。金曜日に終わらなくて残っている仕事もあるのに。

咳をする時はマスクをしよう

この風邪?絶対隣の人からもらった(確信)。

しかも私のほうが悪化してる。

隣の人も「気管支炎?みたいなもん?」と言っていたし。彼女、咳が酷かったのですが、ちらっと隣を見てみると思いっきりマスクを顎の下までずらして咳してた。意味ない〜。

私もその時は暑いから(事務所は常に26℃以上ある)マスク外してたっていう。

コロナの時に設置したアクリル板は役に立たなかったな〜(←まだある)。色々貼ったりとか別の意味ではめっちゃ役立っているけども。

せめて微熱っぽい感じと咳だけでもおさまってほしい。

焼き芋の奥深き世界へ!過去の記憶と焼き芋リベンジ

バイヤーさんから安納芋をもらいました。

大きく見えるけど少し小さめ

これはもう焼き芋するしかないな!というわけで、昨日(土曜日)は珍しく休みだったこともあり、焼き芋を決行することになりました。

安納芋とは

鹿児島県種子島の安納地区で開発されたさつまいも。甘み濃厚ねっとり系。第二次世界大戦後、南方から復員した兵隊さんが持ち帰ったお芋さんが始まりらしい。よく食べなかったな、兵隊さん。私だったら空腹に負けて絶対食べてる。
確かに他のさつまいもと違ってころんと丸いし、皮の色も少し白め。

焼き芋の微妙な記憶

我が家は焼き芋をそれほど食べない家系。買ったこともあまりありません。
焼き芋をした記憶は10年くらい前、別のスーパーでチラシを作っていた時に、同じくバイヤーさんから芋をもらって焼いた記憶くらいです。
その時はトースター機能がついた電子レンジで焼いていたのですが、やたらと時間がかかった上に真夜中だった(今より帰りが遅かった)ので「何でこんな夜中に何十分もかけて芋を焼いてるんだ…」と悲しくなった記憶しかない。
しかもそこまで手間暇?かけて食べた芋はあまり甘くなかった。火は通ってたけど。

雪辱(?)を果たす時が来た

時は流れて幾星霜。今の私はあの時の私ではない。
さつまいもに関しては、勉強を重ねてどの芋がどういう食味なのか。ホクホク系なのかねっとり系なのか。どういう料理に向いているのかある程度は判断できるようになりました。
今回の焼き芋勝負、勝たせてもらう!(え

調理法:魚焼きグリル

今回私は、芋をガスコンロについている魚焼きグリルで焼くことに決めました。
理由は、電子レンジだとブレーカーが落ちる可能性があるから😭
うちの家には高齢の母親がいるのですが、気温が25℃を下回るとストーブをつけます。(暑い)
その段階で電子レンジとかドライヤーを使うとブレーカーが落ちる可能性があるので、電気を使わないガス一択なのです。
前回電子レンジで調理できたのは、家族のみんなが寝静まっていたからできた技。

設定に悩む

魚焼きグリルに決めたものの、ネットで調べてみても設定がまちまちすぎる。弱火で50分のところもあれば30分もある。かと思えば強火で15分〜30分とか。多分芋の大きさによっても加熱時間変わるだろうし。わ、わからん…。
一通り悩んだあと、真ん中を取ろうということになり、弱火で30分焼いて予熱10分にすることに決めました。

アルミホイルにくるんで焼く

15分が限界だった

そう決めて焼き始めたのはいいものの、うちの魚焼きグリルは15分までしかタイマーの設定ができず。5分インターバルを置いて、再度スイッチを入れたけど、今度は高温になったとかでエラーが出て加熱できなくなりました…。
あーもういいや。このまま10分置こう。
10分後→熱っ、もう少し置いたほうがいいのかな?
さらに10分後→まだ熱っ…もしかしてアルミホイルに巻いたままにしてるから?

ちょっと焦げてた

とりあえず食べてみよう

向かって左の焼き芋は割と美味しかったけど、右は今ひとつでした。

見た目はけっこういい感じ

というか1つ食べただけでお腹一杯になってしまった。2つ一度に焼く必要はなかった…。

一番甘くなるのは年を越えてから

バイヤーさんいわく、さつまいもやじゃがいもは年が明けた1〜2月頃が一番美味しくなるらしい。
今回でだいぶコツは掴んだし(多分)、今度はホクホク系〜ねっとり系までいろんな種類の焼き芋の食べ比べをしてみようと思います。

そして、この記事を書くためにChatGPTで調べてたらめっちゃ怖ろしい提案をされたw

シナモン+バニラアイスだと…!?

ChatGPT…怖ろしい子!こんなん絶対試すわ。

【小説】ジヴェルニーの食卓

芸術家のアートを愛した女性たちの物語

4人の芸術家と4人の女性

4人の女性を通して見た印象派の画家とアート

この本に出てくる女性は、画家と特別な関係にあるわけではなく、家政婦や友人や継子だったりと様々。その彼女たちから見た画家の姿とアートが語られる形式になっています。

この花をこの花瓶に活ければ、先生が恋をなさるのではないかと

「うつくしい花」で家政婦のマリアがマグノリアを花瓶に活けた際、マティスに「どうしてその花瓶を選んだのか」と聞かれたマリアの言葉。

文章がオシャレすぎて死ぬかと思ったわ。

この本は文体が語る女性ごとに変えられていて、どれも素敵なのですが、特に「美しい墓」でマリアの言葉は語彙が豊かで美しい。
上記の言葉以外にも「今までにロザリオ礼拝堂へいらしたことがある? あら、ないんですのね。だったら人生の「楽しみの箱」が一つ、まだ開けられずに残っているようなものよ。」という言葉があり、「楽しみの箱」っていい言葉だなあと感動しました。
私だったら「え?行ったことないの!?人生の半分損してんで!?」と余計なお世話や!💢と突っ込まれるくらいのことしか言えない…。

タンギー爺さん

この話は女性が画家とアートについて話すのが基本の話なのですが、タンギー親父の娘さんが語り手の話は、(自分の父親の)タンギー親父があなた(モネ)の帰りを待っていますよ、という内容の手紙で進められていきます。
タンギー爺さんは、同じく原田マハさんの小説でも度々出てくることもあり、私は勝手に親近感を感じていますw
タンギー爺さん、芽が出ていない芸術家の卵たちの絵を絵の具代と引き換えに引き取り、画家たちに理解を示す。無償の愛すぎる。そしてタンギー爺さんの死後、印象派の絵画が二束三文でタンギー爺さんの手元を離れて行ってしまったのが切ない。
日本だったら絶対、芸術の神様として祀られてるよ!

原田マハさんが紡ぐ言葉を通して見るアート

原田マハさんのアート小説が好きな私ですが、実際に美術館に足を運ぶのかというとそういう訳でもなく。昔は「芸術に触れよう!」ということで実際に美術館に行ったりもしていたのですが、作品を前にしても「おお〜すごい」と語彙力0の感想しか出ない。人混みで疲れちゃうっていうのもあるんですが。
そんなアート音痴な私に、原田マハさんの言葉は絵画にも似た眩い言葉でアートの良さを教えてくれる。私が「おお〜何かすごい」の「何か」の部分を説明ではなく感動をもって教えてくれる。
そしてアートの素晴らしさと一緒にドキドキさせてくれるストーリー。うん。読まない選択肢はないな。

【小説】滅びの前のシャングリラ

小惑星が地球に衝突するまでの1ヵ月間

主な登場人物

江那 友樹(えな ゆうき)

17歳の男子高校生。小太りでいじめられている。現在の世界に希望が持てず、世界の終わりを願っている。クラスメイトの藤森雪絵が好き。

藤森 雪絵(ふじもり ゆきえ)

友樹のクラスメイトの女子高生。黒髪ロングの美少女。歌手のLocoが好き。養女として藤森家に引き取られたが、後に夫婦の子どもが出来、それ以来疎外感を感じている。

目力 信士(めぢから しんじ)

友樹の父親。40歳。両親から虐待されて育った過去を持つ。成長後は非行に走り、チンピラに。現在はカジノの雇われ店長をしている。兄貴分のヤクザに頼まれて殺人を犯す。ケンカがめちゃくちゃ強い。

江那 静香(えな しずか)

友樹の母親。40歳。信士と同じく両親に虐待されて育った過去を持つ。信士と同棲していたが、信士の暴力からお腹の子ども(友樹)を守るために逃走。以来、女手一つで友樹を育てる。

山田 路子(やまだ みちこ)

29歳の歌姫。大阪育ち。仲間とバンドをやっていたが、東京でスカウトされアイドルの道に。全く売れなかったが、後に大物プロデューサーと出会い路線を変更。神秘的な歌姫Locoとしてとして一世を風靡する。しかし、周りに流されて自分を見失い心を病む。徐々に人気に翳りが見え始めたところに、恋人(大物プロデューサー)から別れ話を切り出され、逆上して恋人を殺してしまう。

世界の終わりを前に、自分の居場所を見つける人たちの物語

この小説は、複数の登場人物が自分の心理状態を話しながら終末に向かっていく話なのですが、友樹は高校で結構ないじめに遭い、信士はうだつの上がらないチンピラのまま、兄貴分のヤクザに殺人を命じられます。雪絵は特にいじめや虐待などはないものの、養子である自分と両親の実の娘である妹との間に壁を感じていているなど、現実世界で「上手くやれない」人ばかりが出てきます。この人たちが、世界の終末に対してどう行動し、自分なりのシャングリラ(理想郷、桃源郷)を見出すのか─という話になっています。

小惑星の直径は推定約10km

木星と同軌道にあるトロヤ群から飛来。落下時刻は日本時間15時。落下地点は南太平洋。
直径10kmって大気圏で燃え尽きないのかな?と思って調べてみたけど、それくらいの大きさになると表面上が少し削れるくらいらしい。
それどころか、近づくにつれてだんだん明るくなっていき、衝突する直前になると昼間でもうっすら見えるようになるのだとか。怖すぎる…。

【悲報①】政府、またやらかす

伊坂幸太郎さんの「終末のフール」でもそうだったけど、なんで政府、何の策もないのに小惑星衝突を公表しちゃうん?しかもそのあとは行方をくらまし無政府状態に。お前そんな中途半端なことしたら…。

【悲報②】力こそ正義、ヒャッハー!な世界に

そらみたことか。
残り1ヵ月を待たず、人々は暴力に走りインフラは崩壊。電気はかろうじて通り、インターネットは何とか繋がる状態になるんだけど、食べ物も日用品もない世界に。
この小説では何月なのか書かれてなかったけど、夏か冬だったら1ヵ月を待たず日本人ほぼ全滅してた。特に今年の夏の暑さよ…。
この小説の設定だと「もし明日世界が終わるとしたら?」とか甘っちょろいことを思っている暇ないよなあ。インフラが整っていてこそ「やりたいこと」をする選択肢があるんだもの。私だったら一瞬で死んでる。
実際、友樹たちも父親で喧嘩がめっぽう強い信士頼り、路子も犯罪に慣れている地域のコミュニティ頼りで最期の日を迎えることになります。

疾走感がすごい

1ヵ月という期限付きのせいかスピード感がえぐい。そして色んな登場人物の心情が丁寧に描かれていて、中だるみがなくぐいぐい読んでしまいました。さすが凪良ゆうさん!

 

あと、蛇足なのですが路子は大阪育ちなんだけど、友樹たちは広島育ち。路子は関西弁で喋ってるんだけど、友樹たちは広島でなぜか標準語で喋っています。雪絵が東京に行きたい!と言っているのを見て「え?そこ東京じゃないの?」と何回か読み直しましたw

やっと重い腰を上げて衣替え…さらに多肉も冬支度の11月

なんかごっちゃな絵になった


やっと衣替えをした

早いものでもう11月…。ブログの更新もすっかりご無沙汰になってしまいました。

先月10月はお正月のカタログの作成と、あとは会社の後半期の方針を作成するのに追われてしまい、ブログを更新している余裕がありませんでした。日曜日もずっと資料作ってたもんで。
10月は暑い日もあり、ずっと夏服のまま過ごしていたのですが、さすがに11月になると無理がある…というわけで、今日やっと重い腰を上げて衣替えをしました。疲れた〜。
11月は、個人的には夏に使っていたエアコンとか扇風機などの掃除もあるし、仕事でもお正月前のW制作がある。頑張らねば…。

多肉植物も衣替え

11月になって涼しくなったので、多肉植物の植木鉢に巻いてたアルミホイルを取りました。

見た目は全く良くない

私は高温対策用に5月になると黒い鉢にはアルミホイルを巻いています。今回使ってたものはイラストが描かれているので一層映えない…。料理にする分にはいいんですが。
裏返して使おうとしたのですが、両面テープがくっつかなかった…。

危機を脱した多肉植物

natuku-nikki.com

上記の記事で、さらに被害が拡がった多肉植物のことを書きましたが、さすがに以前のような35℃超えとかはなくなったため、どうにかうちの多肉たち、生き延びました。

葉っぱが増えてきた白牡丹
虹の玉。少し大きくなった(左)芽が出てきた(右)
新芽が育ってきた桃太郎(左)とピンクルビー(右)

小さくなったトップシータービー(傷んだ葉をむしった)

ともかく危機は脱したようでホッと一息。
しかし、以前の多肉たちを見ると、新芽が全く育ってなくて、外葉がびよ〜っと伸びてます。もう8月中は水を一滴もあげないくらいでいいのかもしれない…。試したことはありませんが。

何とか今月も頑張っていこう。

【小説】七十歳死亡法案、可決

七十歳で安楽死することが法案で可決

垣谷美雨さんの小説は2冊ほど読んだことがあり、どれも面白かったので手にとってみました。

主な登場人物

宝田 東洋子(たからだ とよこ)

55歳の専業主婦。学生の頃は有名大学で栄養学などを学んでいた才媛だった。一男一女の母。現在は義母の世話に追われている。

宝田 菊野(たからだ きくの)

東洋子の義母。84歳。大腿骨骨折のため寝たきりになる。10年以上も東洋子が介護している。

宝田 静夫(たからだ しずお)

東洋子の夫。58歳。会社員として働いていたが、七十歳死亡法案が可決されたことにより早期退職。友達と世界旅行に旅立つ。

宝田 正樹(たからだ まさき)

宝田家の長男。29歳。有名大学を卒業後、大手銀行に勤めていたが、上司のパワハラに遭い退職。以後、就職出来ずに引きこもりとなる。

宝田 桃佳(たからだ ももか)

宝田家の長女。30歳。東洋子に「会社を辞めて祖母の介護をしてほしい」と頼まれたことをきっかけに家を出て一人暮らしを始める。現在は特別養護老人ホームでヘルパーとして働いている。

馬飼野 礼人(まがいの れいと)

現職総理大臣。七十歳死亡法案を提出、可決させた張本人。

リーマン・ショックから数年後の話

刊行されたのが2012年。リーマンショックでの円高株安、2011年には東日本大震災と大変な時期だったことを思い出しました。
そのせいか、登場人物のほとんどはこの法案に賛成している世界なんですよね。もちろん反対している勢力もありますが。
義母の介護に追われている主人公の東洋子は「あと2年で介護から解放される!」と希望で一杯になっています。

専業主婦は一人で家事、介護をするのが当たり前?

実際の家庭ではそうではない例もあるのでしょうが、この本での東洋子の扱いよ…😢
義母の世話を24時間こなし、引きこもりの正樹の食事まで。なのに義母は感謝の言葉すらないし、生前贈与の席にも呼んでもらえない。
正樹も引きこもってるくせに何もしない。桃佳は家を出て寄り付かず、夫の静夫は退職後、友達と世界旅行に。東洋子の絶望がこれでもかと伝わってきます。

出来る範囲で自立することが大事(ちょっとネタバレ)

結局東洋子は家出し、残された人々で家事を分担し、知り合った人たちの力を借りて問題を解決していくことになります。
東洋子の今までの苦労は…。
結局、全部を一人に任せておんぶに抱っこになってしまうとろくな事にならないっていう。これは色々抱え込みがちな私にも言えることだな〜と感じました。
無理はしない。これ大事。

「男のオレじゃ出来ない仕事」ってなに?

私は、登場人物の中では一番正樹にイライラしていましたw
東洋子の家出後、連絡してきた桃佳に当然のように祖母の世話を押し付けようとしていたし。
垣谷美雨さんの小説では「定年オヤジ改造計画」でも主人公が同じセリフを言っていましたが、私の兄も言っていました。しかも正樹と同じく無職の時に。
そりゃ個人差があるので向き不向きとかはあるとは思うのですが「男だから」家事や介護、育児はやらなくていい?そんなわけあるか〜!

馬飼野総理を許すな(こちらもちょっとネタバレ)

最悪の法案を出したあと、そのあとサラッと大増税政策を打ち出した馬飼野総理。
こいつだけは次の選挙で落とさないといけない(使命感)。
この時代の小説に書かれる政治家って当時のマスコミの影響なのか、増税する総理が理想、みたいなスタンスで書かれることがとても多い。
政治家の仕事は国民を不幸にすることじゃないんやで。

同じ本を2冊買ってしまった…

こんなん間違えるやん

私は本を買う時は、中身を見ずに作者とタイトル名を見て買うのですが、今回見事にやられました…。右の本「母、家出します」ってタイトルだと思ってたわ。よく見たら右下に小さく「七十歳死亡法案、可決」ってタイトル書いてるやん!こういう紛らわしいカバーはマジでやめてほしい…。

【小説】剣持麗子のワンナイト推理

剣持麗子シリーズ3作目

「元彼の遺言状」「倒産続きの彼女」と剣持麗子シリーズを読んでいた私に買わないという選択肢はなかったw

主な登場人物

剣持 麗子(けんもち れいこ)

主人公。弁護士。企業法務弁護士だったが「元彼の遺言状」で殺された村山弁護士の案件を引き継いで業務を行っていくうち、引き際を見失う。次々と面倒な仕事が降りかかり、徹夜業務が増えることに。

黒丑 益也(くろうし ますや)

ホスト。21歳。最初に起きた事件をきっかけに麗子に弁護を依頼するが、依頼料が払えず麗子の助手としてアルバイトで働く。

橘 五郎(たちばな ごろう)

新宿警察署の刑事。警部補らしい。年齢は30半ばくらいに見える(麗子談)。なれなれしい性格で麗子を振り回す。自称「捜査本部潰しの五郎」。意外に?仕事熱心で徹夜も平気。

麗子を徹夜に巻き込む5つの謎

  1. 不動産屋の主人が殺害された謎
  2. 黒丑の先輩ホストが殺害された謎
  3. 麗子の同僚の弁護士が死亡した謎
  4. 迷子のおばあさんの知り合いと思われる男が自殺した謎
  5. 全ての事件の糸を引いていた人物の謎

頼む、寝てくれ

タイトルが「ワンナイト推理」なだけあって、主人公の麗子がとにかく寝ない、寝れない。寝ようとしたら橘から、黒丑から電話がかかってくる。
これは昭和の話なんか?いやでもスマホあるしな…と読みながら何度も思いました。

麗子、ちょっと性格が丸くなった?

読んでて思ったこと。前作、前々作ともに自分の思ったことはズバズバ言っていた印象が強いのですが、今作では心の中で毒づく程度にとどめています。相手が一応クライアントだからだろうか?それとも大人になったんか?まあこんなことを書くと麗子に怒られそうですがw

信夫が癒やし

麗子の恋人。主要な登場人物には出てこず出番も一瞬なのですが、麗子にとっても読んでる私にとっても癒やしすぎる。「元彼の遺言状」では出だしからこっぴどく信夫を振っていた麗子ですが、今作でも続いている模様。なんか安心するわ。

この本も続く…のか?

第五章でいきなり知らん人出てきた、と思ったら解決しないまま本が終わった。次巻は麗子と橘のバディ物のなるんだろうか?と読んでいて思いました。