ミーア姫、処刑回避のために東奔西走
飢饉が起き、疫病蔓延、少数民族の反乱に革命勃発→処刑エンドを変えるため、商人(クロエのお父さん)と取引し、争いが起きそうな少数民族の森に行き、学校を作ってスカウトに走る。
いくら日記にかかれている破滅の未来を変えるためとはいえ、めっちゃ頑張ってるミーア姫。
その甲斐あってか血染めの日記消失。
詳しくはネタバレになるので書けないのですが…だがそれで終わりではなかった。
今度はレムノ王国で革命勃発
なんで関係のないレムノ王国で?ってところから、前の時間軸でなぜティアムーン帝国で革命が起き、ミーア姫は処刑されることになったのか、という真実が段々明らかになっていきます。
ミーアたち、レムノ王国に
ミーア姫はアベル王子会いたさに行くわけだけど、他にシオン王子やティオーナ嬢もついてきます。…まあ、前時間軸の革命軍だったことを思うとこの行動力はさもありなんって感じですが。
そこで、ミーアたちが乗る馬車はなぞの刺客に襲われ、ミーアは馬車から落ちて川に真っ逆さま。あとを追ったシオン王子と行動をともにすることになります。
ミーアとシオンが兄妹のようでほほえましい
一緒に行動していて、ちょっとは異性としてお互いを意識しないわけでもないのですが、だからと言って惚れたはれた〜みたいな展開にはならず(まあ、ミーアはアベルのことが好きだし、前時間軸でこりている、ということもありますが)二人で色々な困難を乗り越える二人が兄妹のようで読んでいてちょっと微笑ましくなります。これホントに男性向けライトノベルなんか?
アベル王子とシオン王子の一騎打ち
お互いの主張が食い違ってしまい、ミーアが止めるも決闘を始める二人。前時間軸のことを思い出し、また自分の声は届かないのか…と絶望しかけるミーアですが、ミーア姫が築いてきた絆の力が今発揮される…!
ミーアのハイキック
一番好きな章かもしれん(笑)この中でミーアがシオンに言うセリフ「シオン、ようやくあなたも知りましたわね、失敗を」からのミーアのへなちょこキックまでのくだりが大好きです。
番外編が切ない
この小説には、時々前の時間軸の話が出てくるのですが、不幸になるのはミーア姫だけではないんですよね。そりゃ飢饉が起こったり疫病が流行ったり革命が起こったりするので、周りの人たちもただでは済まないわけですが、読んでいると切なくなります・・・。
第一部完
これでハッピーエンドやん!って終わりではあるのですが(実際アニメはこの辺で終わっていた)これで終わりではありません。血染めの日記帳は消えましたが、代わりに現れた歴史書。ちょっと不気味な演出で第一部は終わりになります。
まとめ:盛りだくさんすぎた
本編の内容だけでも読み応えがあるのですが、さらにコミカライズの試し読みや、ショートストーリーなんかもついてるのでめっちゃ楽しめます。文章も読みやすく、ミーア姫へのツッコミで、3巻を早く読みたい!という気持ちになる一冊です。
せっかくなのでマンガも貼ろう