あらすじ
ミーアとクソメガネ(ルードヴィッヒ)のバディ感
時々、前時間軸の帝国を立て直そうと奔走するミーアとルードヴィッヒの姿が描かれているのですが二人のバディ感がすごい。しかし、前時間軸ではその努力は実らず、ミーアは処刑されてしまうわけですが…。処刑されたミーアはもちろんですが、残されたルードヴィッヒの無念。今回のお話では、その経験が活きてきます。
そんな、めん…の程知らずなこと、わたくしは申しませんわ
面倒なこと…と言いそうになったミーアの絶妙な言い回しw周りは「ちょっと訛った?」とは思うけど、本音には気づかないっていう。自分は極力働かず、できるだけゴロゴロしていたい…。ミーアが面倒くさがってる一面が強調されていますが、これって名君の資質なんですよね。部下に仕事を任せて自分は責任取るってやつ。
破滅の実りは、どうしても自分の手で刈り取らなければならないなんて…そんなの、絶対に納得がいきませんわ!
前時間軸、破滅の実しか刈り取れなかったミーアの言葉。「蛇」が周到に用意した破滅の未来だったのですが、今回、ミーアはやり直しの未来を提示し、シオン王子に実の弟を裁かせる悲劇と蛇の思惑を回避していきます。
シオン、あなたは……、とても……素敵な人ですわ
いや、ちょくちょく少女マンガぶっ込んでくるのなんでなの…好き。
ミーアはシオンの告白をちゃんと断ることで、シオンを「冷徹な王」から「人の心の痛みがわかる王」へと変わるきっかけを与えていきます。
いや、ミーア無自覚とはいえすごない?普通の少女マンガとかだったらシオンとアベルの二股チックな展開になるで?(←昭和の感覚)
まあ、ミーアベルというれっきとしたミーアとアベルの孫娘が目の前にいるわけだから、シオンにふらつくわけにもいかんけども。
振られたシオンとミーアの関係はどうなっちゃうの?と思ったけど、きっちり断ったおかげか?二人とも告白前の関係なんだよね。いい意味でドライや。私はミーアとシオンの兄妹みたいな掛け合いが気に入っているので、そちらのほうが嬉しいのだけど。
蛇の巫女姫、登場
とうとう出てきた巫女姫。この巻では触りだけで終わってしまった。いいヒキしやがる…。