剣持麗子シリーズ3作目
「元彼の遺言状」「倒産続きの彼女」と剣持麗子シリーズを読んでいた私に買わないという選択肢はなかったw
主な登場人物
剣持 麗子(けんもち れいこ)
主人公。弁護士。企業法務弁護士だったが「元彼の遺言状」で殺された村山弁護士の案件を引き継いで業務を行っていくうち、引き際を見失う。次々と面倒な仕事が降りかかり、徹夜業務が増えることに。
黒丑 益也(くろうし ますや)
ホスト。21歳。最初に起きた事件をきっかけに麗子に弁護を依頼するが、依頼料が払えず麗子の助手としてアルバイトで働く。
橘 五郎(たちばな ごろう)
新宿警察署の刑事。警部補らしい。年齢は30半ばくらいに見える(麗子談)。なれなれしい性格で麗子を振り回す。自称「捜査本部潰しの五郎」。意外に?仕事熱心で徹夜も平気。
麗子を徹夜に巻き込む5つの謎
- 不動産屋の主人が殺害された謎
- 黒丑の先輩ホストが殺害された謎
- 麗子の同僚の弁護士が死亡した謎
- 迷子のおばあさんの知り合いと思われる男が自殺した謎
- 全ての事件の糸を引いていた人物の謎
頼む、寝てくれ
タイトルが「ワンナイト推理」なだけあって、主人公の麗子がとにかく寝ない、寝れない。寝ようとしたら橘から、黒丑から電話がかかってくる。
これは昭和の話なんか?いやでもスマホあるしな…と読みながら何度も思いました。
麗子、ちょっと性格が丸くなった?
読んでて思ったこと。前作、前々作ともに自分の思ったことはズバズバ言っていた印象が強いのですが、今作では心の中で毒づく程度にとどめています。相手が一応クライアントだからだろうか?それとも大人になったんか?まあこんなことを書くと麗子に怒られそうですがw
信夫が癒やし
麗子の恋人。主要な登場人物には出てこず出番も一瞬なのですが、麗子にとっても読んでる私にとっても癒やしすぎる。「元彼の遺言状」では出だしからこっぴどく信夫を振っていた麗子ですが、今作でも続いている模様。なんか安心するわ。
この本も続く…のか?
第五章でいきなり知らん人出てきた、と思ったら解決しないまま本が終わった。次巻は麗子と橘のバディ物のなるんだろうか?と読んでいて思いました。