なつくの気まぐれ日記帳

いろいろ起こったことや感じたことを書く雑記ブログです。

【読書】ふつつかな悪女ではございますが⑥

5人とも悪女になって、一致団結して敵を倒しましょう

解決編!さっきまで死にかけだったのに、慧月と入れ替わったことでまたもやフルチャージ状態になってしまった玲琳。そして巻き込まれる慧月(笑)

舞照と歌吹の日々

6巻の冒頭で、歌吹と舞照の幼少期の話が語られます。彼女たちが両親からも愛情が向けられない中で、いかにお互いを慈しみ合ってきたのか、また、行儀見習いとして後宮に上がった舞照が罪人の汚名を着せられ、身内からも(歌吹以外)見捨てられた中で悲惨な最期を遂げたことが描かれています。

ここ、三人称で書かれてるけど、歌吹の記憶を中心に書かれているので絶望感がエグい。

玲琳と歌吹、真相を知る

事情を知った玲琳は歌吹とともに怪しいと思われる望楼へ。そこでは目論見通り、怪しげな宴を開いている金淑妃と藍徳妃、そして祈祷師の安妮の姿が。酒(と薬)でやたらと口が軽くなった三人からことの真相を知った歌吹。そしてそこに登場した賢妃の傲雪。

傲雪、直系の身内よりもよっぽど歌吹のことを想ってるやん。傲雪と歌吹のわだかまりが溶けて、めっちゃいいシーンになったところで玲琳の提案。

「さくっと復讐を成功させてしまえば良いのではないでしょうか」

なんか「ダンジョン飯」のライオスを思い出させる豪快さだった。

残る雛女を巻き込め

無事に?歌吹が玲琳側に回ったので、残る2人の雛女(清華と芳春)を寝返らせることにすることにした玲琳。

慧月が清華を、玲琳が芳春をそれぞれ担当することになったのですが、慧月や玲琳の性格がそれぞれ出ていて面白かったです。特に慧月と清華。もう好敵手って書いてライバルって読む流れやん。

まぁそこで二人とも正体バレちゃうんですけどね。

公明正大に復讐、の結末は

讃仰礼の終の儀、皇帝の誕辰祭に雛女が持ち寄ったものとは、そして悪はどう暴かれて、淑妃と徳妃ならびに祈祷師はどうなったのか。

 

個人的には皇后の絹秀が毎度巻末で不穏な言葉言うのがめっちゃ気になってます。玲琳が虚弱なのと何か関係があるのかなあ?