中華風後宮小説
後宮…というほど妃は多くないのですが、基本的には黄家、朱家、玄家、藍家という四つの貴族の家に連なる少女を集めて妃教育を行う場、という設定になっています。后もそれぞれの家から1人ずつ選ばれるシステムになっています。
主な登場人物
黄 玲琳(こう れいりん)
ヒロインその①。黄家の雛女(ひめ)。15歳。容姿端麗、刺繍や舞、詩歌の才能にも優れる。慈悲深い性格で、従兄弟の皇太子にも愛されているが、体が弱い。
朱 慧月(しゅ けいげつ)
ヒロインその②。朱家の雛女。大柄でソバカスが散った容姿。芸事の才能はなく、人付き合いも出来ない。性格が悪く、パワハラを目下の者に繰り返す厄介な性格。唯一?道術を使うことが出来るが、そちらの腕前は超一流。
莉莉(りーりー)
朱駒宮で慧月に仕える下級女官。赤みが強い髪に琥珀ががった瞳を持つ。母親が移民で踊り子だったためいじめられる。慧月にもパワハラを受けるが、行くあてもないので耐えている。
黄 冬雪(こう とうせつ)
玲琳付きの筆頭女官。沈着冷静だが、玲琳に深い忠誠を誓っている。
雛宮(すうぐう)蝶鼠とりかえ伝
「殿下の胡蝶」と呼ばれ、容姿端麗で誰からも愛される玲琳と、「雛宮のドブネズミ」と蔑まれ、恨みを募らせる慧月。物語はそんな2人が慧月の道術により、入れ替わるところから始まります。
入れ替わりを伝えることが出来ない
入れ替わった直後、自身の入れ替わりを説明しようとする玲琳ですが、慧月の術により、入れ替わりに対する発言や行動をとることが出来なくなってしまいます。
いや、慧月の術すごいな!
玲琳が強い!!
入れ替わった玲琳が目を覚ましたのは檻の中。半刻後には獣人の儀という処刑が始まる、という最悪な状況に玲琳は放り込まれるのですが、元々半端なく病弱でいつも死と隣り合わせだった玲琳は、鋼のメンタルを発揮して、問題を次々と解決していきます。それが見ていて気持ちいい!
単なるザマァ展開ではない
この話、一見すると最後は慧月が悲惨な最後を迎える、いわゆる「ザマァ」展開のようにも思えるのですが、実はそうではありません。まぁ第一巻ではまだお話の途中なので、一巻だけ読んだ人にはそうは見えないとは思いますが。
祝 アニメ化
いつから、とは決まっていませんが、アニメになるらしく、めっちゃ楽しみ〜。
「薬屋のひとりごと」くらいのクオリティで仕上げてほしい…。
マンガもあるよ