輝け! 黄金の海月の灯台Ⅲ
ガヌドス王を暗殺した嫌疑をかけられて、捕まってしまったものの、その場を何やかんやで逃げ出すことに成功したオウラニア王女。彼女の行方はいかに。
ガヌドス港湾国のお話、決着!
とはいえ大半忘れてたけど…💦
何でガヌドスに行くことになったんだっけ?と15巻まで遡って読み返しました。
そう、ミーアの祖母のパトリシアの弟、大叔父のハンネスを探すにはガヌドス王の協力が必要なんだけど、ガヌドス王に協力を仰ぐのはなかなか大変そうなので、まず娘のオウラニアの方から懐柔しようぜ!ってことだったんだ。
しかし、ガヌドス王は娘に興味はなく、愛しているのはかつて愛を交わしたヴァイサリアン族の娘と、その娘との間に生まれた息子のみ。
息子が「蛇」の刺客になって自分を殺しに来た時も、息子を逃がすためにオウラニアに罪を被せる始末…。
絶望からどう立ち直るのか
父親が自分に全く興味がないことが分かってしまったオウラニア。自分が全く愛されなかった存在なのだということを知った彼女は、少しずつ絶望に蝕まれていく…というのが「蛇」の目的なのですが、まぁそうは問屋が卸さない。
オウラニアがどうやって、悲しい運命を乗り越えて行くのかが主題のひとつになっていると思います。
そしてもう一つ。
黄金のミーア灯台は建てられるのか
オウラニアと仲良くなれたのはいいものの、次に現れた未来はガヌドス国王暗殺、オウラニアは処刑、そして黄金のミーア像が建てられる未来…。
黄金の像は引き倒されるためにある!と割と歴史に忠実なことを考えつつ、灯台を建設されないように立ち回るミーアが見ものでした!
他にも、大叔父のハンネスと再会できたし逃げた「蛇」の動向も気になるしの17巻でした。
続きを忘れないようにしないと…。