少年と首が旅する物語
本屋さんで見かけて購入。
西條奈加さんなら間違いないやろ!
主な登場人物
トサ
12〜13歳くらいの少年。名前がないと不便だということで、オビトが命名。
「おふう」という言葉以外、すべての記憶を失っている。いつの間にか「独楽(こま)の国」に迷い込み、オビトど出会う。
子どもらしい残酷な一面がある。端々から山育ちである一面が伺える。
オビト
総髪の武士。ただし首から下はなく、生首だけの状態になっている。こちらはオビトが自分で命名した。
首から上の状態なのでもちろん動けないが、お腹が空いたり喉が乾いたりするらしい。もちろん首から下はないので食べても首から出るのみ。
トサと同じく自分が武士だったという記憶しかない。
大声を出すと、何故かトサの頭が割れるように痛む。
不思議な国を渡り歩く
二人が旅した国は実在にある世界ではなく、同じシーンをループする「独楽(こま)の国」、村を追われた夫婦が暮らす「波鳥(なみとり)の国」、短命の村人たちが暮らす「碧青(あお)の国」など。
旅をしながらオビトとトサは自分たちが何者であったのかを思い出していきます。
え?最後このオチ?(ネタバレ)
最後の最後まではとっても良かった。
しかし、最後の最後がループオチってどうなのよ〜😖
私はてっきりオビトとトサは二人で新しい旅に出ると思っていたのに!
とは思ったけど、2人の因縁がやばすぎてもう普通に旅するくらいでは済まなくなっているんだろうか?
私としては、お互いの因縁を乗り越えて新しい旅に出て、二人とも幸せになってほしかった…。