なつくの気まぐれ日記帳

いろいろ起こったことや感じたことを書く雑記ブログです。

2024年面白かった本まとめ

いよいよ2024年も最終日ということで、今年読んだ本の振り返りを行いたいと思います。
ちなみに今年は97冊読みました。何か中途半端な数字になってしまった。

火車

2024年最初に読んだ本。宮部みゆきさんは時代小説は読んでいたのですが、現代小説は初めて。殺人犯でもあるヒロインの全貌が話を追うごとに見えてきて、ヒロインに寄り添うかのような描写にすっかり引き込まれてしまいました。
ラスト賛否両論ありそうだなと思ったけど、私はすごく好き。

あきない正傳 金と銀シリーズ

美容師さんにおすすめされて読んでみたシリーズ。ヒロインの幸(さち)が津門村とご近所さんなことに親近感を抱き、わずか8歳で奉公に出なければいけなくなったことに涙。大坂の食事の質素さに驚き、離縁された主人の後添いに推薦された幸の身の上を案じ、幸のマーケティング力に脱帽し、妹の結の裏切りに憤慨。
幸が呉服店にやってきてからの半世紀を見守る旅、完遂!
最終巻になってくるにつれ、五十鈴屋のみなさんが軒並み高齢化していき、別の意味で心配したりもしましたが。

ふつつかシリーズ

容姿端麗で教養も完璧、胡蝶と謳われる玲琳と、性格最悪、無芸無才のどぶねずみと嘲られるが実は凄腕の術師の慧月との友情モノ。
今年読んだのは8〜9巻だったのですが、このシリーズを改めて自分で感想を書いてみたくてこの秋くらいに読み返してたみたら相変わらず面白かった。
最新巻では玲琳が倒れてしまってどうなるのか…続編が今から楽しみすぎる。

コンビニ兄弟シリーズ

私はこのシリーズを読むまでは、町田そのこさんのことを誤解していた。初めに読んだ町田そのこさんの本が「52キロヘルツのくじらたち」で、主人公たちの悲惨な生い立ちに「闇すごぉ…」とビビってから(それまであまり現代小説を読まなかった弊害)手に取ることを敬遠していたのですが、コンビニ兄弟で完全に払拭されました。いろんな文章、いろんな物語が書ける人なんだ…。コンビニ兄弟は、濃すぎるキャラクターとほのぼのしたストーリーで、めちゃくちゃ私好みの本でした。読んでて元気をもらえる。うちの近所にも存在してほしい。

ティアムーンシリーズ

自分の読書記録を見直してみたら、3巻までは2023年までに読んでたみたいなんだけど、6〜7月で4巻から15巻+短編集まで一気に読んでた。8月は読み返しもしてたから、実質夏はティアムーンで終わったwポンコツ姫ながらも頑張るミーアがやっぱり好き。

振り返り

割とシリーズものをバーッと読んでた。
私はラノベ電子書籍、その他は紙で読んでいます。
読書はスキマ時間でササッと読めるし、持ち運び簡単だし(文庫とスマホ限定)現在でも過去でも異世界でも色んな世界を味わえる。社畜の自分にはメリットしかない。

紙の本は、動作が「開く→めくる→閉じる」の3パターンしかなくめちゃくちゃシンプル。
スマホの場合は同期する時間が必要だったりとか、ページをめくる途中で終了しちゃったりとか(アンドロイドあるある)急なアップデートがあったりとか、ちょっと時間がかかるけど、スマホ1台で完結できるし、本の保管場所は不要だからその点は便利。

 

2025年はどんな物語に出会えるだろうか。楽しみ〜。