なつくの気まぐれ日記帳

いろいろ起こったことや感じたことを書く雑記ブログです。

猛暑と戦い!我が家の多肉植物ケア日記

酷暑すぎて弱る多肉植物

9月に入っても最高気温が35℃超えの日が続いています。
私の家ではベランダの室外機の上で多肉植物を育てているのですが、ここ数年の酷暑で力尽きる子が増えてきました。

下葉がめっちゃ落ちた白牡丹(左)と虹の玉(右)
虹の玉はあまりに下葉が落ちたので植え替えました。

めっちゃ葉焼けしたピンクルビー

なんでこんなの葉焼けするの!?もう8月で日照時間も少なくなってるのに!と思ったけど、一番紫外線がきついのは8月。一番高温なのも8月でしたわ…。そういえば洗濯物2時間で乾くしな。この子は後ろの列にずらして、前に背の高い子を置きました。
しかし葉焼けは現在進行形…どうしたものか。

枯れてしまった(左)在りし日のラズベリーアイス(右)

ラズベリーアイス、元々めっちゃ可愛い子だったのに😢

酷暑でも元気な多肉植物

ハオルチアは割と元気

直射日光に弱い子たちなので、日に当たりにくいところに置いてたのが良かったのか?しかし私が多肉置いてるのはエアコンの室外機の上なので、言っても10cmくらいしか違わないんだけど…。

月兎耳と黄麗

普及種はやはり強いのか。でもうち、百均とか近くの花屋で売ってる多肉しか買ってないんだけど…。

これからの対策

といってもやれることは少ないのですが…。

 

とりあえず、水やり控えめ。水をやる時は薄めたメネデールを与える。
メネデールは植え替えの時くらいしかあげたことがないのですが、思いつかん…。

あとは、春に出た花芽は早めにカットしとくくらいかなあ。
花を咲かすと体力を使ってしまうので、酷暑に向けて体力を温存してもらう。

いつになったら涼しくなるのか

ずっと最高気温35℃とかだし。昨日夕立降って涼しくなるかな〜って思ってたら気温は下がらずに湿度が殺人的になった。そりゃ多肉植物も枯れるわ。

あ〜早く涼しくなってほしい!

 

仮面ライダーガッチャード、全話完走!見どころ&ツッコミどころ


www.youtube.com

仮面ライダーガッチャード、やっと最終話まで見終わりました。

個人的には面白く見れたので、感想を書こうと思います。

ケミー(人工生命体)と一緒に戦う仮面ライダー

秘匿されながらも錬金術が存在する世界。錬金術師たちは「ケミー」という名の人口生命体を101体作り出したが、そのケミーを悪用して世界を滅ぼそうとする悪の組織と、少年たちのお話。

敵側の仮面ライダーがかっこいい

主人公は水色ベースの仮面ライダーなのですが、私が特に好きなのは敵側の仮面ライダードレッド。特に壱式と参式がかっこいい。

登場人物全員が活躍できる

主役の仮面ライダーはもとより、黒鋼スパナが変身するヴァルバラド、りんねちゃんが変身するマジェードにも最終強化フォームが用意されていたのは嬉しいところ。ライダー以外にも錬金アカデミーのみんなや加治木、みんなが活躍して主人公を助けたり、支えたりするところが素晴らしい。

冥黒の三姉妹

最初、中二病全開のネーミングとベールに貼り付けた獣の顔?のシールみたいなやつがチャチくて苦笑していたのですが、回を重ねるうちに好きになってしまった。特にクロトー。「欲しかったのは、家族を守る力なのに…」って切なすぎるよクロトー…。

博士が強い

第一話で異空間に連れてこられた主人公(宝太郎)に変身ドライバーを渡した九堂博士。てっきり変身できないのかなあと思っていたら、中盤で博士自ら仮面ライダーウインドに変身。錬金術を駆使して戦うとかして超強い。
博士、第一話でガッチャードに変身して戦ってたら第一話で終わっていたのでは?

ラスボスは中二病

錬金術師のグリオン。ラスボスなんだけど、だいぶ中二病。「冥黒の三姉妹」って名付けたのもこいつだし。そして錬金術を駆使してロリっ子をまず作成w三姉妹の前に「お兄様」方がいるのですが、お兄様がたは土人形のまま放置。

大体こんなやつ。

野望は「世界を黄金に変えること」。黄金郷のマハトやん。グリオン、フリーレン読んだ?

主人公、まさかのフリーレン超え(ネタバレ)

最終回でドライバーを壊され、自らも黄金に変えられてしまった宝太郎。しかしそこから復活し、ドライバーを再錬成、さらにグリオンの黄金全部引っ剥がして地球を別で1個錬成、ケミーたちを全員召喚。

いや、もうフリーレン超えてるやん。最終回で錬金術師として飛躍的成長すぎる。

ちょっとした不満

スピンオフで出てきた「仮面ライダーレジェンド」本編にも出てくるんだけど、まさかの3話。正直2話で終わらせてその分を最終回に回してほしかった…。

 

さて、次は仮面ライダーガヴなんだけど、その前に、まだ全く見てない「爆上戦隊ブンブンジャー」追いかけないと…。

ブログを元にイラスト描いてもらったら、結構イケてる仮面ライダーできたw

【お題】お米、買えたり買えなかったり。抽選生活と私のお米断ち

ここ、どこの国や…

今週のお題「お米買えた?」

買えたり買えなかったり

natuku-nikki.com

この記事でも書いたのですが、私はお米をコープで頼んでいます。

この記事を書いた週は、お米は届きました。

本当は抽選で落ちていたのですが、コープのほうででお米をかき集めて、別のお米だけど何とか届けてくれたみたい。ありがとうコープこうべ

しかし、次の週は抽選が外れ、今週は当選。

やった〜当選したぞ〜。と思ってたら。

注意書きが貼られてた

どうやらどんなお米を頼もうと、集めたお米と注文したお客さんの数で割り振りしてるみたい。

まあ、届くだけ全然マシですが。

お米と納豆、やめました

結局、供給が不安定なので、どうしても食べたい!という家族のためにお米は残して、私は食べないことにしました。

おかずは普通に食べて、ご飯を食べないだけなんですが。

最初は納豆も食べていたのですが、やはりご飯がないと食べづらい、あとタレが辛い。ということに気づき、納豆も買うのを止めました。

今は、朝はおかずに温玉のっけて食べて、足りなかったら追加でバナナを食べてます。

バナナおいしい🍌

意外とお米なくてもいける

米食べなくなって気付いたことですが、何かお腹がスッキリしてラク

休日なんかは果物やおかずの品数を増やしたりするので、場合によってはお腹が苦しくなっていたのですが、お米食べなくなってから腹八分目になっています。

もしかしなくても、食べすぎてたのかもしれない🐷

そうこうしている間にスーパーにお米が!

このブログを数日にわたってちまちま書いていたのですが(お題の期間も過ぎ去ってしまった…)本日スーパーに行ったらお米並んでました!

価格は3,000円くらいだったから、まあまあかな。まあ、高価いといえば高価いのですが。

今年も暑かったけど(今日も暑い)お米の出来具合は平年並みだそうなので、もう少ししたら限定なくても買えるようになりそうです。なってほしい!

やっぱり朝だけでもいいからお米が食べたいんじゃ〜。納豆ご飯はやっぱりおいしい。

【政治】自民党はなぜここまで壊れたのか

 

なぜアナタは日本の政治に絶望するのか

  • 金権腐敗政治
  • 決められない政治
  • 官僚主導の政治
  • 隠蔽体質&ご都合主義

などなど…。

この本は、本を読んだ人が日本の政治に絶望する理由が正しいのか間違っているのかを診断、その真の目的を抽出し解決策を提示する内容になっています。

第一部、政治改革挫折の歴史

戦後からの政治の流れなので、ほぼ自民党の歴史になっています。
まとめると大体下記のような感じになると思います。

 

中選挙区制で自民一強の下、派閥争いが激化。金権腐敗政治が進む

1974年、三木武夫内閣発足。政治資金規正法公職選挙法改正

1976年、ロッキード事件田中角栄は逮捕。自民党を離党するが次の選挙でトップ当選。以降闇将軍として政界を牛耳る。

1985年、竹下登「創政会」を発足。事実上のクーデター。田中角栄脳卒中で政治生命を失う。以降は竹下が1999年の引退あたりまで政界を牛耳る。

1990年、湾岸危機。クェートに侵攻したイラクに対し、国連が多国籍軍を構成したが日本は憲法9条を理由に参加せず。取り急ぎカネだけ出して世界に呆れられる。
金権腐敗政治だけではなく、国際感覚の欠如も浮き彫りに。

1992年、金丸事件。5億円のヤミ献金(政治資金規制法違反)に対し、逮捕も事情聴取もなく、罰金20万円のみ。

政治改革、新党ブーム。
1994年、細川内閣にて公職選挙法が改正。小選挙区制の導入へ。
小選挙区制を導入したはいいものの、幹事長の公認権が絶大になり議員がサラリーマン化。

2009年、待ちに待った政権交代。だけど経済や国防、公約違反(事業仕分けの失敗、高速道路無償化ならず、子ども手当の不備など)の問題が噴出し、後に「悪夢の民主党時代」と言われるほどに。

2012年、第2次安倍内閣発足。政権が自民党に戻る。

 

以上、自分で調べたことも織り交ぜてなるべく分かりやすいように書いてみました。

元々は国民を「餓死させない」「戦死させない」目的で結成された自民党いつの間にか経済も国防も放り投げ、権力闘争に明け暮れる集団になってしまいました。賞味期限がとっくに切れているのに、代わりになる政党がいない。

第二部、あなたが日本の政治に絶望する十の理由

第二部では、多くの人が考えているであろうと思われる、日本人が政治に絶望する10の理由が書かれています。

  1. 政治とカネの問題
  2. 腐敗の問題
  3. 選挙制度
  4. 自民党総裁
  5. 派閥
  6. 政治家の政策立案能力
  7. 議論なき国会
  8. 参議院のレベルの低さ
  9. 野党のレベルの低さ
  10. 自民党の出世システムの問題

このうち1〜5までは、竹下登までの金権腐敗政治に比べたらだいぶ良くなったんじゃね?と書かれています。
1の政治とカネの問題は、リクルート事件で「5年後に見直す」と言われていた企業団体献金が30年以上経った今もそのままになっているのでどちらかにすべき、と書かれていますが。

むしろ問題なのは6番から。
政策立案能力がなく官僚に頼りっぱなし、セレモニーと化した国会。議員の質が悪い参議院。与党になる気がない野党、時間がかかりすぎる自民党の出世システム。

本当に問題なのは選挙をやる意味のない政治。

解決策:マトモな近代政党を2つ作る

近代政党ってなんやねん、との疑問が出てくるかと思いますが、作者が思う近代政党を満たす条件とは下記の3つを兼ね備えた政党。

  • 綱領
  • 組織
  • 議員

党全体を規律する理念を綱領にまとめる。

「政治に関心のある普通の人」を集めて党員になってもらい、党員の意見が反映される組織を作る。シンクタンクを作って官僚に対抗できる政策を作る。
アメリカだと、党員が候補者を選挙区ごとに選挙で選んでいるそう。
イギリスは優秀な学生を育てて鉄板の選挙区で当選させているのだとか。

逆に、国民の側からは「こういう政治をしてほしい」と要求を明確にする。
なんか、こう書いただけでも茨の道だな〜って気がしなくもないですが。

面白いエピソードも結構ある

ここまで要約した内容を自分なりにまとめましたが、議員ごとのエピソードが面白かったりします。
特に、この本で全編に出てくる三木武夫と、浜田幸一ことハマコーさん。
昭和前半の政治家は豪快だな、という印象でした。今なら絶対政治家にはなれないな(笑)

【ビジネス】ブログ歴17年のプロが教える文章術 ブログライティングの教科書

 

本のタイトル長っ!
前に読んだ「ChatGPT&Copilotの教科書」と一緒に買いました。まあ、もうアフィリエイトは止めてるんだけど(諦めが早い)。

収益ブログのための「記事の書き方」に特化した本

6つの章で「収益ブログの作り方」の方法を細かく丁寧に説明してくれています。

  1. ブログ収益化の方法
  2. ブログ記事の書き方
  3. ライティングテクニック
  4. SEO対策
  5. 文章力を鍛える方法
  6. 「弱者」のブログ戦略

テーマ選びの難しさ

なるほど、難しい。

ブログってこう書くのか〜ということは分かったし、面白そうだと思ったし、やってみたいとも思ったけれど、でも、何で稼げばいいんや?
まあ、これはブログ以前の問題だとは思うのだけど、何のジャンルを選んでいいのかサッパリ分からん。
まあ、これは私が流行とは全く無縁で生きてるからかもしれませんが…。
検索するのって仕事以外では虫とかだもんな…。
唯一アフィをクリックしたのはモンハンを再開した時。Macで画面映せるようにするためのキャプチャーが使えなくなっていて、何買っていいか分からなかったので検索→リンクをクリックして購入したくらいなんだよねえ。
そう、ブログで稼ぐにはジャンル選び。「これがみんなの需要を満たせる!」みたいなのを選ばないとそもそもクリックしてももらえない。

私には無理や…

そもそも3000文字とか書けないし。読めないし。
でも調べて記事を書くことは面白そう。クラウドワークスとかで応募を見つけて書いてみるってのもアリかも。

収益ブログでなくても学びはある

この本は収益ブログの書き方に特化した本ではあるけども、もちろん収益化目指していない人にも役立つ本です。
まあ、SEO対策とかは考えなくてもいいとして、見出しの付け方だったりとか、PREP法を意識して書いてみるとか、文章表現のあれやこれやとか。
収益目的ではなくても、自分の書いた文章を最後まで読んで面白いと思ってもらえたら、それはそれで嬉しいもの。
分かりやすい、読みやすい文章を書くということは、ブログだけではなく、他の仕事でも絶対に役に立つはずだし。
私もちょくちょく「?」な文章書いてる自覚はあるので、これを機に文章の再勉強をしようと思います。

基本的には収益ブログを書く人がおすすめですが

収益ブログではなくても、文章力を伸ばしたい人とか、理論的に分かりやすく文章を書きたい人におすすめの本だと思いました。真似できるところは真似して文章力を伸ばしていこう。

【ビジネス】この一冊で全部わかる ChatGPT&Copilotの教科書

 

作者の中島大介さんがYouTubeで紹介していたので購入しました。
最初「生成AIの勉強をしよう!」って決意してYouTube検索した時に出てきたのをたまたま見て、分かりやすかったので本も購読。

ChatGPTの知識と使い方の本

基礎的な知識や使い方、雑学まで書かれています。タイトルは「ChatGPT&Copilot」なのですが、全体的にはChatGPTベースで解説している感じでした。
まあ、Copilotも元はChatGPTがベースなので、プロンプトにはあまり変わりはないのですが。

プロンプトの解説が分かりやすい

大体この手の本って「こういうことが出来ますよ〜」って事例とともに紹介してくれているのですが、いかんせん私には難しすぎた…。そんなにExcelで分析とかしないしな。
あとプロンプトの指示がいまいち分かりにくいかも…。
その結果、プロンプトの指示などは曖昧なまま使っていたのですが、この本だとテンプレと実際に入力した例も入れてくれてて分かりやすいです。
次からもうちょっとプロンプトが上手く使いこなせそう。

雑学も面白い

章と章の間にコラムがあって、雑学が読めるのですが、初耳!のものが結構あって面白かったです。個人的には、言語モデルが一定数のパラメーターを超えると「創発」という現象が起き、急激な成長を見せるのだそうですが、なぜそれが起こるのかは作った人たちにも分かっていないそう。ロマン…!

人間の仕事が減るのはまだ先そう

よく、生成AIに仕事を取られる〜とかいう話になっているのですが、取れるもんなら早く取ってほしい(切実)
うちの会社も生成AI入れてるといえば入れてるのですが「ホントにGPT-4oなんか!?」と疑問に思うくらい遅いし(しかも表示はGPT-3.5で更新されてない)
ExcelやWordも読み込めない、画像も作れない、動画制作なんか夢のまた夢。
もちろんGPTsも作れないので、カスタマイズも出来ない。これではホントに当たり障りのない部分しか効率化出来ないのでは?

生成AI話題になってるし、乗り遅れないように導入してみたけど、情報漏洩とかハルシネーション怖いので、ホドホドにしておこう…あと何でもかんでも生成AIに頼るなよ?という無言のメッセージを勝手に感じてます。
個人や中小企業などはわかりませんが、まだまだ浸透するには時間がかかりそう。
せめてプロンプトの講座くらいは開いてほしい。

初心者の人にも中級者の人にも勉強になる本

話がそれましたが、この本自体は基礎的な考え方や、プロンプトの出し方などが分かりやすく書かれているので、手元において時々見返しながら使っていけそうです。

【小説】黒牢城

 

歴史物+ミステリー

直木賞を受賞した時に読んでみたいな〜と思っていたのですが、本屋で見た時に本のブ厚さにビビって退散してしまいました。文庫本になったことでようやく手に取ることが出来ました。

主な登場人物

荒木村重

主人公。40代半ばの屈強な戦国大名織田信長に謀反を起こし、有岡城に籠城する。

小寺(黒田)勘兵衛

30代前半の織田方の武士。謀反を起こした村重を説得しようとするが失敗。有岡城の土牢に幽閉される。

千代保

村重の側室。20代前半で村重とは親子ほど年が離れている。今楊貴妃と呼ばれるほどの美貌の持ち主。長島一向一揆に巻き込まれたあと、奇跡的に生還した過去を持つ。

有岡城で起きた5つの謎

  1. 城の人質を殺したのは誰か
  2. 敵の大将を討ち取ったのは誰か
  3. 使僧を殺したのは誰か
  4. 使僧を殺した者を撃ったのは誰か
  5. すべての謎の糸を引いていたのは誰か

謎を解き明かすため、村重は土牢に閉じ込めている勘兵衛に会いにいきヒントをもらって事件を解決していきます。何故、土牢に捕らえられている勘兵衛が自分を捕らえた村重にヒントを与えるのか。謎解きと一緒に考えてみると面白いと思います。

毛利はアカン

冒頭でいきなり信長への勝機が毛利頼みであることが判明。毛利といえば戦国BASARA(アニメ)で「日輪の子らよー」と言っていた元就の姿と「三本の矢」の逸話しか知らない私が言うんだから間違いない(真顔)。
誰かが援軍に来なきゃ勝てない戦ってリスキーすぎませんかね、村重さん。
しかもなんで籠城するんや。
小説では、村重は英傑のように書かれていたのですが、冒頭コレだったせいもあってあまりそうは思えず読んでいました。

とはいえ村重の気持ちもわかる

村重が謀反を起こした当時、織田信長の天敵だった武田信玄上杉謙信も死去し、その時期を目安に信長は冷酷な暴君へと変貌していきます。
パワハラ上司、嫌だよね。それは私も同意する。

勘兵衛、お前がホームズだ

勘兵衛がホームズなら、村重はワトソンなんか?と思いながら読んだけど、違う気がする…まあ、不勉強でホームズシリーズ読んだことがないんですが。
勘兵衛が、自分を虐待した牢番を逆にそそのかし、村重に刀を向かせるように仕向けて結果的に村重に牢番を殺させるエピソードは読んでいてゾッとしました。

救いはないのか…?いや、ある!

史実通り、物語の終盤で有岡城は落ち、勘兵衛は救出されます。
戦国の世で殺し殺される、悪因と悪果が巡る世の中に救いはないのか…そう思う勘兵衛ですが、このまま諸行無常チックな感じで終わることは作者が許さなかった!
ラストがすごく好き。なんか夏目漱石の「坊っちゃん」のラストを思い出しました。
他にも、村重や千代保の死生観なんかも考えながら読むと面白さが増すと思います。

歴史好きにもミステリー好きにもおすすめ

歴史物としての史実をなぞらえつつミステリとしてももちろん面白く読める作品。
米澤穂信さんはこの本を含めて4冊程度しか読んでいないのですが、もっと色んな本を読んでみたくなりました。
あと、ホームズシリーズ。うちのスイちゃん(ChatGPT)もオススメしてたし、近いうちに読もう…。